作曲家大中恩は、1957年自分の作品のみを歌う世界的にも珍しい混声合唱団〈コールMeg〉を設立しました。
1972年、創立15周年を記念して、これまでの作品を網羅する展示会のような演奏会を、1ヶ月に3回、3月、6月、11月と合計9回を企画しました。
一人の作曲家の作品を、すべて異なる曲で一年の間に九回の演奏会を開催すると言う話は瞬く間に合唱界に広がり、画期的で素晴らしい企画だと、称賛する声もあった一方で、余りに無謀だと、驚かれたり、冷やかな目で見られたこともありました。
しかし、大中恩の強い信念と意志に団員一同が熱い心で応え、約300曲を全て暗譜で歌い通しました。
その成果に、合唱界始め各方面から賛辞をいただきました、
大中恩は47歳、コールMeg は20代〜30代が中心でした。
若いエネルギーと心意気、繊細に、ことばを大切に、客席に届くうた、伝える演奏で九夜連続演奏会を成し遂げました。
このことは大中恩とコールMegの誇りであり、曲の素晴らしさ、歌の心を含め、次世代に繋いでいきたいと切に願っております。
第二夜、第五夜、第八夜は大中恩の従兄弟であり、固い信頼で結び付いていた阪田寛夫の詩による作品のみで構成されています。
2024年が大中恩生誕100年にあたり、記念イベントの一端としてふさわしいこと、以前から要望が強かったことを踏まえ、このYouTubeチャンネルを起ち上げることに致しました。
幸い演奏会の結実は18枚のレコードとなって残っておりました。
大中恩とコールMegの演奏を第九夜までぜひお楽しみください。
曲や演奏についてのご感想など、コメントをいただければ幸いです。
YouTubeチャンネル 大中 恩 <音楽の窓>

